株式投資で利益を上げるためには、「どの銘柄をいつどれだけ買って、いつどれだけ売るか」に尽きます。
「将来、値上がりする株を見つけたい!」「この株はこの先、値上がりするの?」 、自分の投資方針(投資の仕方の考え方)のなかで、様々な検討をして決めて行くわけですが、いくつかの分析手法があります。
もちろん必ず当たってくれるものではありませんが、投資家の間で広く使われている分析手法を覚えることは、投資上達の近道です。銘柄分析のやり方はいくつもありますが、大きくはファンダメンタル分析 テクニカル分析の2種類に分類されます。
ファンダメンタル分析とは、企業の財務状況や業績といったデータを基に、企業が持つ本質的な価値を分析していく方法です。その会社の価値に対して割安に評価されている、あるいは今後の成長が見込める銘柄を探し出して、実力に見合った株価になるのを待つというのが、この分析による投資のスタンスです。
テクニカル分析とは、株価や出来高の過去の推移から一定の法則性を見出して、その法則性から今後の株価を分析していく方法です。ファンダメンタル分析とテクニカル分析は、アプローチが違うだけでどちらかが優れているというものではありません。
必ず当たる分析手法はありません。もしそのような方法があって、皆が利用するなら、株式投資はリスク・ゼロといった矛盾が生じますから。いくつかの手法を用いた結果を組み合わせて総合的に評価して判断することで精度は高まります。
例えば、ファンダメンタル分析で実力のある企業を見極めて、テクニカル分析でより良い購入タイミングを見つけるといった方法で、両方の観点から分析を行うのが一つの考え方と言えるでしょう。