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ローソク足の基本

ローソク足の基本

ローソク足の基本的な9つの形

 
足形
呼び名 大陰線 大陽線 小陰線 小陽線 上影陰線
性質 すごく弱い すごく強い 弱もち合い 強もち合い かなり弱い
 
足形
呼び名 上影陽線 下影陰線 下影陽線 寄引同時線
性質 やや強い やや弱い かなり強い 転換暗示

ローソク足、あだ名のある14の応用形

 
足形
呼び名 陰の丸坊主 陽の丸坊主 陰の大引坊主 陰の寄付坊主 陽の寄付坊主 陽の大引坊主 陰のコマ 陽のコマ
呼び名 大陰線 大陽線 上影陰線 下影陰線 上影陽線 下影陽線 小陰線 小陽線
性質 すごく弱い すごく強い かなり弱い やや弱い やや強い かなり強い 弱もち合い 強もち合い
 
足形
呼び名 トンボ トンボ トウバ 足長同時 カラカサ トンカチ
呼び名 寄引同時線 寄引同時線 寄引同時線 寄引同時線 下影陽線 下影陰線 上影陽線 上影陰線
性質 転換暗示 転換暗示 上位置に出れば売り 上下の影長く工房の分岐 下位置に出れば買い 上位置に出れば売い 下位置に出れば買い 上位置に出れば売い

2本のローソク足の組み合わせ

かぶせ線と切り込み線

かぶせ線 前日の大陽線の後、当日は前日の終値より高く始まったが、終値は前日の実体(始値と終値で囲まれた部分)の中に食い込む大陰線で終わってしまった形。

それまでの上昇相場を作ってきた買い勢力が、売り方に押され始めてきたと解釈される。
出合い線 前日の終値と当日陰線の終値とが一致している。または、前日陰線の終値と当日陽線の終値とが一致している形。

「逆襲線」とも言われているもので、前日の終値で抵抗しているものの、反対勢力が出現していることの表れ。
あて首線 前日の大陰線の後、当日は下寄りしたが陽線で終わっている。しかし、終値は前日の安値までで、買い方の反発も力不足。
入り首線 あて首線の形がもう少し上に伸びて、前日の陰線に食い込んできている。しかし、前日終値をわずかに上回ったにとどまり、まだ強い反撃開始とはみられない。
差し込み線 入り首線の陽線が長くなっているが、実体部分の中心よりも下にあり、まだ反発高の範囲である公算が大きい。
切り込み線 前日の大陰線の後、その終値よりも安く始まったものの、終値は前日の実体部分の中心を上回る大陽線で終わる形。

これは当日の始値では売りは一巡してしまい、買い方の勢いの方を注目・評価すべき状態を示している。

①とは逆のパターンで、長期下落の後ならば、買い転換を暗示する。

つつみ線とはらみ線

たすき線 前日陰線の後、前日の高値以上の終値での陽線、あるいはこの逆。

決定的な転換パターンではないが、目先的には逆向かいがよいとされる。
つつみ線 前日の陽線とは逆にその前日の値幅を完全に包む大陽線、あるいはこの逆に前日の陰線を包む大陽線。

高値圏での陰線の包み足は、それまでの買い方の勢力を一気に包み込んでしまうほどの売り勢力が現れてきたと見られる。売り転換を示唆する重要なポイントとなる。

逆に安値圏で陰線を包む大陽線は買い転換の重要なポイントとなる。
はらみ線 前日の値幅の範囲内で動き、それまでの売り方、買い方が小幅な煮詰まった動きの中でせめぎ合っている形である。

そしてお腹の中の子が産まれれば、相場に新しい命が誕生するということで、相場の流れが変わる可能性が高いとの見方が出てくる。

すなわち、包み線と同様に、長期上昇の後、前日の陽線の範囲内での陰線はらみ足は売り転換を示唆し、逆に長期下落の後、前日の陰線の範囲内での陽線はらみ足の出現は買い転換となる。

なお、はらみが寄引同時の場合も、はらみ線である。