株の売買で利益を上げる基本は、「安く買って高く売る」こと。今より高くなる銘柄を買うこと。「今は特別に安くなっているので、これから上がる」とか、「今まで上昇していて、暫くは上昇が続く」など、いくつかの考え方があります。
株価の推移から判断し、右肩上がりを続けている会社を狙う投資法です。モメンタム投資は勢いに乗って売買を行う投資手法で、株価が上昇している時に買い、下落している時に売ります。
株価のトレンドに素直に乗る「順張り投資」がモメンタム投資で、比較的オーソドックスな投資手法といえます。注意すべき点は、好材料でこれまで株価が上がってきた銘柄は「買われ過ぎ」の状態になっているかもしれません。
株価が大きく下げた会社の株を買う投資方法。悪材料が出ている銘柄は「直ぐに売却して気持ちを切り替えて、別の好材料の銘柄に乗り換えて、負けを取り返したい」と考える投資家が多いと、株価は売られ過ぎとなります。このように売られ過ぎた銘柄のリバウンドを狙った投資のやり方です。
企業の不祥事などの後に起きる「パニック売り」を狙い、リバウンドを期待する投資法です。
株価や資産などを評価して、その価値からみて割安な株を見つけ出して、値上がりを待つ投資法です。
会社の本来のあるべき価値に比べて、株価が安い状態にある銘柄を「割安株」といいます。
ファンダメンタルズ分析が有用です。ファンダメンタルズ分析とは、発表された決算書などの情報をもとに現在の株価が割安かどうか、将来の成長が見込めるかを推測する分析手法です。決算書にある各種数値を分析して指標化したりします。
代表的な指標には、PER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)。PERは現在の株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで買われているかを示し、倍率が低いほど割安と判断されます。PBRは会社の1株あたり純資産(BPS)に対し、現在の株価が何倍まで買われているかを表し、一般的に低い数値のほうが割安です。
企業の将来性を吟味して、株価の上昇余地を考え、成長性に期待する投資法です。
将来成長して、今の株価は上がると判断される銘柄を「成長株」といいます。
将来の可能性を知る必要があるのですから、日頃から様々な情報を収集する勉強家に向いています。ブームになりそうなモノやサービスを手がけている会社、そのような事業を始めようとしている会社などを探してみる手法です。
IPO(Initial Public Offering: 新規公開株, 新規上場株式)の初値の値上がり益を狙う投資法です。